102 Blog | hair studio 102 / Neo 大東市 サロン

HOME

102Weblog

CATEGORY

MONTHLY ARCHIVES

coban
2009.05.08

INUJIMA ART PROJECT

img_build03.jpg


直島→犬島

犬島アートプロジェクト「精錬所」は、以下の4つの要素によって構成されています。


> 近代化産業遺産としての精錬所
 1909年に地元資本によって建設された犬島精錬所もそのひとつであり、後に藤田組、住友へ経営者を変えつつ銅の精錬を行いましたが、銅価格の大暴落により約10年で操業を終えました。犬島では一時的に人口が急増し、港の周辺には会社の社宅や飲食店、娯楽施設等が建ち並び、銅生産の好調ぶりが反映されました。現在の犬島には、銅の精錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や、大煙突など独自の産業景観を形成し、90年近くを経てかつての大規模な精錬事業を伺わせる遺構が良好な形で残されています。また犬島精錬所跡地は日本の産業発展の過程において革命的な役割を果たした遺産として、平成19年経済産業省による「近代化産業遺産群story 30 」に認定されています。


> 建築
 設計:三分一博志建築設計事務所
三分一博志
 「精錬所」の建築は、絶え間ない自然のサイクルの一部、地球のディテールの一部としての建築で、環境との共生を具現化したものです。

それは、自然エネルギーである太陽、地熱、気候と、銅精錬所の副産物であったカラミ煉瓦や、犬島石(花崗岩)、鉄などの犬島に由来する素材、そして島の地形や既存の近代化産業遺産(煙突)を利用し、夏は空気を冷却、冬は暖めるという構造で館内を安定した環境に保ち、周囲の環境にできるだけ負荷を与えない施設となっています。

この建物は、館外に設置した気象計測機器によって温度、湿度、日射量などのデータを記録、調整しながら完成します。いはば、犬島という環境で自然の一部として変化、成長していく建築であるといえます。


> 環境システム
 従来のように汚水を直接海に流すのではなく、植物の力を借りた高度な水質浄化システム(Bio Geo Filter(B.G.F.))を利用しています。

また植栽としては、環境調査のうえ、犬島の環境に合わせ、海浜付近では耐塩性の高い植物や、条件の悪い生育環境でも育つ植物を植え、時間をかけて自然環境をつくりあげていきます。「精錬所」では、循環型社会のモデルを目指す施設そのものが、自然を壊さないような緑化システムや、植栽を取り入れています。こうした環境システム設計には岡山大学環境理工学部の全面的な協力に因っています。


> アートワーク
 ライフワークのひとつとする犬島アートプロジェクト「精錬所」では、建築との協働による5つのスペースをひとつの作品として展開します。作品の素材として、犬島から産出される石、銅精錬の過程で派生するスラグなど地場的な素材に加えて、戦後日本を代表する作家である三島由紀夫邸*の部材を使用しています。導入から結尾までの一つの空間体験を通し、観る者が思考の枠組みを転換するようなプロセスをデザインしている点は、柳の新たな局面であるといえるでしょう。

日本の近代化に貢献し、かつて隆盛を誇ったが、現在はその事跡を残すのみとなった犬島精錬所跡。そこに日本の近代化の矛盾を象徴する三島由紀夫というモチーフなどを配置した作品は、今後の日本のあり方について、ひとつのイデオロギーを提示するのではなく、観る者一人ひとりが思いをめぐらす場所を提供しています。

(パンフレットより抜粋)
 
70分ほどガイドさんに丁寧な説明をしてもらいながら見学をしてきました。
犬島の近代化産業遺産である遺構を保存しつつ、再生し、自然エネルギーを利用した、環境に負荷を与えない三分一さんの建築、かっこよすぎです。
その三分一さんとコラボした柳さんのアートワーク、圧巻でした。
岡山大学環境理工学部と恊働した環境システムもre-useも素敵でした。
これからも活動し続けるINUJIMA ART PROJECT要チェキですね☆
 
PA0_0834.JPG

© Hair Studio 102 / Neo